【インフォプレナー】株式会社ハーツエンターテイメント(橋爪美穂子)
【価格】29,800円
臭い・・・臭過ぎる・・・・・。
普通ならこんな情報商材は皆購入しないんだろうが、不運にもセールスレターを読んでしまった人のうち、ごく少数はもしかしたらという幻想を抱いてしまうらしい。
そもそも、勝率94%が本当なら世の中億万長者だらけじゃ?
それはさておき、セールスレターの「FX商材初の著作権取得済み電子書籍ノウハウです!」「世の中には、使えない机上の空論ノウハウが溢れかえっています。そのような書籍は現実問題として著作権など取得出来ないのです。おそらく世に出回っている電子書籍の9割9分が著作権の取得をしておられないかと思 います。当書籍は、著作権を取得する事に成功しました。当手法の内容が完全である事、オリジナル商材である事の証明です。。すなわち法律で証明され、守られている商材です。」
この文章を読んだだけで、インチキ情報商材確定でしょ。
著作権とは特許のように「取得」するものではない。著作物は書いた瞬間に自然発生する権利である。従って、小学生の作文にも、お爺ちゃんの趣味の俳句にも、著作権はある。
「使えない机上の空論ノウハウが溢れかえっています。そのような書籍は、現実問題として著作権など取得出来ないのです。」
はい、嘘です。どんな机上の空論でも著作物は全て著作権が発生します。
「おそらく世に出回っている電子書籍の9割9分が著作権の取得をしておられないかと思います。」
はい、大嘘です。世の中の電子書籍のほとんどに著作権は存在します。
「当書籍は、著作権を取得する事に成功しました。当手法の内容が完全である事、オリジナル商材である事の証明です。すなわち法律で証明され、守られている商材です。」
はい、超大嘘です。著作権は取得するものでも無いし、成功するとか失敗するとかの問題でも無い、ましてや・・・
「当手法の内容が完全である事、オリジナル商材である事の証明です」
はデタラメもいいとこ。
情報商材の業界はなぜこんな低次元なまやかしが平気で通用するのか。
そして、もしこのフレーズにころっと騙される人間がいるなら、そのような世間を知らない者が、金融の世界の高学歴かつ専門の組織の中で実戦で鍛え上げられた猛者たちと伍して相場を張って勝ち目があるのだろうか?
余談だが文化庁に著作権登録制度というものがある(http://www.bunka.go.jp/1tyosaku/)。
これは1件1000円から30000円の登録免許税を納めることで著作者名や発行年月日を登録する制度だが、著作権の権利を取得するとか、内容を証明するという類のものでは全く無い。また、要件を満たし所定の書類を揃え、印紙を貼って提出すれば原則的に全て登録される。
この時点でセールスレターに虚偽があり、景品表示法第4条(不当表示・優良誤認)違反、特定商取引法第12条(誇大広告)違反、消費者契約法第4条(不実告知契約の取消権)の援用により、インフォトップに返品を申し出たい購入者は早めに契約解除通知を送付すべきだろう。
インフォトップの審査基準(https://www.infotop.jp/html/shinsa/keikoku.php)の「根拠無しにサイトでの誇大表現があるもの」にも抵触する。
インフォトップの返金対応は、インフォトップ規約第18条3項(http://info.infotop.jp/regulation.php)に定めてある通り、購入月の翌月末までである。契約解除は出来れば高濱社長宛に内容証明郵便で送るのが好ましい。
数百人の消費者が既にインフォトップから返金を勝ち取っている。泣き寝入りせず当然の権利なのだから返してもらうべきだろう。
蛇足だが、同社は特商法表記に住所を兵庫県尼崎市上ノ島町2-16-1とのみ記しているが、実際にはマンションの102号室に在所する。
これは、インフォトップ審査基準「非承認の対象」特商法の不備の項目、「業務の行われている実在する住所を番地・建物名・部屋番号まで記載」に違反する。
インフォトップは自らが設立した日本インターネットアントレプレナー協会の所在地表示自体建物名も号室も入れておず、当該住所に存在しなかったという笑えない醜態を晒しているが、消費者の利害に直結する発行元の所在確認は、発売者たる株式会社インフォトップの当然の義務である。基準に基づき、早々に「非承認」にすべきだろう。
また、同社のサイトには真の代表者の氏名が表記されていないので、調べてみると、「藤田コオキチ」の芸名で関西のライブを中心に活動するお笑い芸人であった(http://fujitan.com/ko-kichi/index.html)。
本名は藤田寿彦(37歳)。藤田の現住所は前述の法人所在地の近所にある実家である。
芸人としては長らく大阪市内の小規模プロダクション、大滝エージェンシーに所属していたが、現在は独立した模様(http://ohtaki-agency.com/index.html)。大滝エージェンシーは、デビュー当時の松尾貴史が所属していたことで名を残しているが、現在はメジャーな所属タレントはいない。
株式会社ハーツエンターテイメントの定款上の目的欄には「芸能タレント、モデル、ダンサー、ヘアデザイナー、スタイリスト及び各種作家のマネージメント業務」「芸能プロダクション、モデルプロダクションの経営・・・」とあり、自身の芸能活動のために、平成19年2月15日に設立されたことが伺える。
さて、前段が長くなったがいよいよ商材本体の要旨解説と論評に移る。
本商品は
「基本マスター編」33頁
「実践マスター編」23頁
「完全マスター編」12頁
「応用マスター編」12頁
の4編、80頁から成っている。
「基本マスター編」「実践マスター編」ではFXの仕組みなど基礎知識について記述されている。
他のFX情報商材同様、丁寧な説明がされているが一般書籍で十分手に入る情報でもある。
その中で作者は自分が元証券会社勤務であることをやたら強調する。
例えばセールスレターにもあるが「実際、FXトレードの世界で勝っているのは全体の5%と言われております。これは証券会社に勤めていた私だからわかる事ですが、実際は、3%です。」とある。
証券会社に勤めていてもこのような統計結果はわからないし、3%でも5%でもどうでもよい。
またこんな記述もある。
「FXで勝てる(プラスになる)手法はいくつもある。証券会社で働く者は、そのすべてを知り尽くしている」
爆笑っす。
作者が証券会社でどのような職種についていたか知らないが、これが本当なら証券会社の社員はみなとレーダーとして独立するだろう。
しかし問題はセールスレターの次の部分である。商品の内容説明にこんな記述がある。
「実践マスター編」では、4人の有名トレーダーを例に挙げた実践方法等をマスターして頂きます。」
この文章を読む限りでは4人のトレーダーの投資手法が詳しく書いてあると誰でも思うだろう。
しかしそのような部分はない。あるのは一人5、6行の資金管理を中心とする方法の記述だけである。
しかもその中の一人は著名な投資家W.D.ギャンの「ギャンの価値ある28のルール」からの抜粋である。
これは書籍やネットで調べればいくらでも読むことができる。
しかも28あるルールの中の5,6個を抜粋しただけである。
本文中の参考程度の記事ならこれでもいいだろう。
しかしわざわざ「実践マスター編」と銘うってあたかも詳細な投資手法をマスターできるかのようにセールスレターでは書いて、内容はこれでは誇大広告だ。
その他に登場する有名?トレーダーも「関西屈指のトレーダーFY氏」とか「愛知在住の主婦トレーダーKI氏」とか実在するかどうかも調べられない人物である。
書いてある内容自体はうなずける部分もある。しかし世間の投資手法をかき集めたようなコラムで「有名トレーダーの実践方法」をマスターできるはずがない。
PDFの実物を見れば判るが、本当に薄っぺらなのだ。
ページ数にして約2ページほどである。それをわざわざ「実践マスター編」などと銘打っている。これでは無料レポートレベルだ。セールスレターとの乖離は甚だしい。
その後はテクニカル分析の簡単な説明、システムトレードについて、そしていくつかのシステムが紹介されている。
この部分も一般の書籍で手に入るレベルであり特に記すこともないので先に進もう。
さて次の「完全マスター編」からいよいよロジックが公開される。
私がセールスレターの画像のチャート画像を見るとその手法は大体想像できた。画像には3本の移動平均線が出ている。ところどころ勿体つけたようにボカシがはいっているが、多分移動平均線をローソク足が抜けたポイントをシグナルとするシステムだろう。
先を読んでみると果たしてそのとおりだった。
作中の例では9日21日50日の3本に移動平均線を表示させる。そしてその移動平均線がしたから9日21日50日と並んでいれば上昇トレンドと判断する。
逆に50日21日9日と並んでいれば下降トレンドと判断する。ローソク足は1時間2時間4時間を使う。
上昇トレンドにある時ローソク足がすべての移動平均線を下からから上に抜いたら買いシグナルである。
そして9日線が21線を上から下に抜けたらクローズである。売りの場合はまったく逆だ。
以上はスウィングトレードの場合でありデイトレードの場合、移動平均線は5日10日20日、ローソク足は10分15分30分を推奨している。
ストップロスはサポート、レジスタンスを目安にスウィングトレードの場合は10銭、デイトレードの場合は仕掛け値より40銭程度としている。
これが基本なのだが「応用マスター編」ではスウィングトレードで100日200日デイトレードで40日80日に移動平均線を追加し、5本使う。
よりダマシを少なくしようということだろう。このロジック自体は拍子抜けがするほどまともである。
しかしこの手法自体は昔からあるもので、書籍やネットで調べれば似たようなシステムはいくらでもある。
下のサイトを見てほしい。細かいパラメーターは違うがシステムはほとんど同じことがわかるだろう。
http://tradelikeavulcan.blog71.fc2.com/blog-entry-77.html
http://www.suisui.ne.jp/~chikacci/buy_sell/buysell09.html
しかし作者は誇らしげにこうセールスレターに書いている。
「本書は、外資系のインターバンクディーラーのトレード手法の一部を私が実践し、シンプルに解き明かしピンポイントにトレードする手法です。」
書籍やネットで得られる手法をさも独自の必勝法であるように販売するのは明らかに誇大広告だろう。
しかしこれで本当にセールスレターに書いてあるようなパフォーマンスがだせるのであろうか。
セールスレターでは景気のいい話のオンパレードである。
「はい、過去の統計上、どう少なく見積もっても7割の勝率になってしまいます。」
だの
「‥応用マスター編を使用すると月勝率94.1%、年平均619.1%のリターンとなりFXのみで月500万円以上を稼いでいます。‥」
などだ。
バックテストをしていないのでここでは結論は出せない。
少し計算してみよう、2万円の資金でこの手法でデイトレードをするとする。
1回の利益や1日何回トレードするかは不明なので、最低ラインとして1回当たりの利益を10銭、1日一回トレードするとしよう。
証拠金1万円で1万通貨ポジションを持つとする。月20日として20トレードすることになる。
月勝率は94.1%なので20×0.941=18.82 約19回は勝ちトレードになる。とすると1回当たりの利益は1000円なので月の利益は19000円である。
損きりラインは商材では10銭としているので残り1回の負けトレードでの損益は1000円である。
19000円−1000円=18000円。これが1ヶ月の利益となる。
これが12ヶ月だと元金と加えて236000円になる。
パフォーマンスはなんと1180%にもなる。
これはトレード当たりの利益などの数字をかなり低く見積もった場合のだが、それでもセールスレターに書いてある月勝率94.1%ではこのような結果になる。
もし作者の書いたようなパフォーマンスがこのロジックで出せるのなら世の中は億万長者だらけである。
作者もそんな金のなる木を数万円で売る必要もないだろう。
それよりも前にインターバンクディーラーもみんな会社を辞めてしまうだろう。
この手のトレンドフォロー戦略はダマシが発生しやすく勝率が低くなりがちであるし、損のためドローダウンが大きくなる。大きなトレンドの時にいかに利益を伸ばせるかが勝敗の分かれ目なるだろう。
その点大きくの移動平均線を用いればダマシは少なくなるのだが、その反面売買シグナルがなかなかでなくなる可能性がある。
ロジックを見る限りではそこら辺が解決されているかがわからなかった。しかしどうしても作者がいうようなFXで勝てる唯一に手法だとは思えない。
最後に返金保障の部分に触れてみよう。
セールスページに記載されている条件はこうである。
「当HPを初訪問で購入された方で、ノウハウ通りに3ヶ月間実践して勝率が7割に満たなかった場合、購入代金の全額を返金致します」
この情報商材ではマネーの虎のように5年間などという非常識な期間は設定されていない。しかし条件に「3ヶ月間の実践履歴画像」を要求するのは同様。
儲からないロジックで取引を継続する者などいないため、成果の出ない情報商材ほど返金の条件を満たせないという矛盾を抱える。
2008年10月19日
情報商材判定 橋爪流インターバンクディーラーFX
posted by 情報商材判定マスター at 23:48
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| 情報商材判定(` 曲 ´)悪
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