2008年06月24日

7ステップアフィリエイト2008

【インフォプレナー】望月こうせい(日本インターネットアントレプレナー協会=JIEA理事)
【価格】19,800円

当初の販売サイトを移転させた(?)と思われる情報商材。
インフォトップが業界団体「日本インターネットアントレプレナー協会」を設立したが、今回はその理事に就任した望月こうせいの情報商材「7ステップアフィリエイト2008」を判定する。
この日本インターネットアントレプレナー協会の理事等のメンバーを見ていると、この団体の焦臭さが漂って来る様に感じるのは私だけだろうか?

まぁそれはさておき、まず販売価格はダメ情報商材の典型的なパターンで、先行者利益を守るというお題目でお決まりの値上げを数度行っている。ページ数は167ページ(表紙除く)。

【目次】
はじめに
著作権について
序章 〜 7ステップアフィリエイトの全貌とは〜(4〜25頁)
ステップ1 〜アフィリエイトで売りたい商品を決める〜(26〜49頁)
ステップ2 〜リスト取りページを作成する〜(50〜64頁)
ステップ3 〜格安商材を作成する〜(65〜88頁)
ステップ4 〜セールスステップメールを作成する〜( 89〜130頁)
ステップ5 〜リスト取りページにアクセスを流す〜(131〜152頁)
ステップ6 〜フォローステップメールを作成する〜(153〜160頁)
ステップ7 〜フォローと同時にアフィリをする〜(161頁〜167頁)

セールスページ、情報商材ともかなり念入りに作りこまれており、悪い印象は受けない。
セールスページには、詐欺系情報商材に良く見受けられる、「片手間で簡単」「誰でも月収1000万円」「ど素人が3日で100万円」等という、根拠のない数値も書かれていない。
又、客の声も、伏字などを使って思わせぶりなことを書いているようなこともない。

例えば、「ほったらかしなど存在しない」「私はほったらかしでも毎月100万円入ってきますので毎日映画や漫画などを見て好きなことをしています。自由って最高ですね!こう書いてあるサイトが本当にあったとしたら、私の経験上ほとんどがウソです」等と書き、情報起業の世界は、「寝ながら、ほったらかし、不労所得」というお題目を崇める宗教のような側面がある。「寝ながら、ほったらかし、不労所得」というものが存在することを前提として、新規参入者に幻を見せてマルチ商法のように勧誘された者が勧誘者となって・・・を繰り返し市場を拡大させてきた。
これはインフォトップのアフィリエイターランキングを見れば一目瞭然で6万人のアフィリエイターのうち、月10万円の収入があるのは上位200人、0.3%という恐ろしく低い割合である。
しかも10万円を稼ぐ為に睡眠時間と土日を犠牲にしてブログを作りまくり、メルマガを発行し続け、自分の給料から協賛広告を出稿したりする。時給は確実に1000円を下回る。

こういう現実は「無い事にする」のが業界の不文律であったが、望月こうせいのような業界中枢の人間が「ほったらかしなど存在しない」と言い切るあたりに情報業界の変化を感じずにはいられない。

だが、望月こうせいのスケベ根性が顔を覗かす。

そのあと「先日3通のメールを出したところ、300万も稼ぐことが出来ました」「今回、私は今までの実績や経験をもとにたった7ステップの作業でほぼほったらかしでもあなたを継続的に稼がせることができる究極の仕組みを作り上げる方法を書き上げました」とくるのだ。

結論から言って、この商品は悪質な情報商材ではないのかもしれない。
投資の意味で初心者が情報起業入門として購入する分には、高い買い物だが有り得ない代物でもない。
がしかし、間違ってもこの情報商材は「ほったらかしで継続的に稼がせてくれる」「究極の仕組みづくり」を指南しているノウハウではない。
正しくは情報起業の入門者、初心者にやさしく親切に体系立てて「最初の1万円」を稼がせるための教材である。

この部分以外にセールスレターの誇大性や、事実との乖離は無く、望月こうせいの著書「ドシロウトでもつくれる儲かるしくみ 」(インデックスコミュニケーションズ刊、1,500円、174頁)
と内容が重複するとの声もあるが、豊富な特典含め「実質1万円」ならコストパフォーマンスは悪いとは言えない。

通常、ノウハウを記したマニュアルというのは、操作や作業の手順を書き、その結果もたらされるデータ(数値)、あるいは事例が必ず載っている筈だが、本情報商材は、作業の手順も順序良く書かれていて、手順どおりに実施すれば、このノウハウで情報起業デビューというは果たすことも出来るだろう。

また、初心者などにとってわかりにくい用語は、クリックすれば自動的に用語集に飛ぶようになっていて、用語で困ることもない。(ただし印刷して読みたい場合は使えない)

更に、作業が難しいところはワークシートに落とし込むように誘導されている。
どうやっていいのか見当もつかない人は、ワークシートにしたがって作業をすれば、目的が果たせるようになっている。読者にとって、非常に親切に作られていて、情報商材の作り手として見習うべき点は多い。

この情報商材の要点は序章の21ページに凝縮されている。

●あなたから買わなければならなくなる3つの理由
「緊急性」「必要」「おまけ」

●特典の作り方
アフィリエイトした商品の短所を補うもの。ダイエット情報商材ならカロリー計算表など

●アフィリエイトで絶対に見落としてはいけない3つの条件
欲しい人に、欲しいものを、欲しいときに売る

●稼ぐ為に決定的なもの
訪問者に信用してもらう為、ザイオン効果を狙い接触回数を増やす

●3つのキャッシュポイント
@1000円程度の格安商材を販売する
A購入者にステップメールを発動し関連商品のアフィリエイトを行う
B溜ったリストにアフィリエイトを行う

●なぜ先に自分の格安情報を売るのか
「高い信用性の必要なバックエンド商品はブランド力のある情報起業家につくらせ、あなたはそれをあたかも自分の情報商材のようにバックエンドとしてアフィリエイトしていけばよいのです。1万円以上のアフィリ報酬がもらえる教材なら、1万円の情報商材を作って売っているのと変わりありませんよね」

●継続収入を得るために
流行を見据え、最新のノウハウをバックエンドとして紹介すればよい。

●失敗することが出来ない
「この仕組みの凄いところは失敗が無いということです。例えばブログでアフィリエイトする場合せっかくブログを作ってもその作り方が間違えていればまた最初から作り直すしかありませんがこの仕組みなら予め設定した解析ツールのおかげで売れない原因を顧客が教えてくれるのです。あなたはその部分を修正するだけでよいのです」

●リスト取りページにアクセスが少ない場合
アクセスを流してくる場所が悪いかその告知方法が悪いの二つ

●登録したのにステップメールで情報商材が売れない
ステップメールの内容が悪いか、情報商材が魅力的に見えない、買いたくさせないの三つ

●格安情報商材を購入したのにバックエンドが売れない
ステップメールが悪いかアフィリしている商品が悪い

【ステップ1】
「筆者に直接メールして確かめろ!」はステップ1の16ページに「ある程度バックエンド商品が絞り込めたら、直接その販売者とコンタクトを取ってみてください。その反応である程度その販売者がどんな人間であるか確かめることができます。」とある。
まことに正論なのであるが、読者が実行できる可能性がどれ位あるかというと、ほとんど不可能ではないかと思われる。非常に実行のハードルが高い。

「認定マークは存在の証」これもステップ1の16ページにあるが、なんとJIEAの認定マークの有無を信用度の基準にしているが、これはいただけない。
筆者が理事であることから薦めたい気持ちも解かるが、JIEAは理事に違法販売の「前歴者」も多数含まれているような、とても業界団体と呼べるものではない。この段階で、このマークを信用しろというのは、勇み足である。

「中身を確かめる注意点とは」は17ページにある。
つまり、アフィリエイトをするならば、その商品を買って中身を確かめろと書いてある。
逆に言うと、アフィリエイトをしている人のほとんどは、情報商材を買わずに(中身も見ずに)アフィリエイトをしているということだ。だから、高額報酬につられて、中身のない情報商材がアフィリエイトされ、たくさんの人が騙されることになるのだ。そういう意味では、まさに正論である。
しかし・・・これも、高額の情報商材はアフィリエイト開始直後の人にはムリであろう。このあたりで挫折する人がかなり出てくると思われる。

更に「顧客のターゲット像を絞り込むためには?」は18ページに、「まず最初にやることは、販売ページに記載されている購入者の感想を読みながら、その人がどんな人物像なのか想像することです。購入者の感想なのですからそれがピンポイントでターゲット像と結びつきます。」とある。
筆者のように、正直に購入者の声を載せている情報商材販売者ばかりならば、これもいいことであるが、残念ながら、お客様の声がヤラセ・インチキとしか思えない販売者もたくさんいる。これからアフィリエイトを開始する人にその見極めは難しいだろう。筆者のせいではないが、実情を考えると理想論といわざるを得ない。

更に先に進む。

【ステップ2】
「リスト取りページはこう作る」「見栄えのページを作るには」については、ステップ2の7ページ、12ページに記されているが、両方とも「特典をダウンロードしてください」となっている。

ダウンロードする特典は
<特典1>リスト取りページテンプレート全7種
<特典6>リスト取りページに使える画像素材185点

要するにこの箇所はこの特典がないと、自分で1から作らなければならず、非常に大変な作業になる。
本編の作業に特典が必要な箇所は他にもあるが、その前に「コピーライティングのテクニックとは?」
これはセールスページにも「この情報商材で手に入れる事が出来るノウハウは一つや二つじゃない事にも驚きました。
●特典を含めたレポート作成ノウハウ
●リスト取りページ作成ノウハウ
●ステップメールアフィリエイトノウハウ
●顧客心理のコントロールノウハウ
●コピーライティングノウハウ
本当にまだまだあります」とあるのでかなり期待させられる項目である。

しかし・・・
ステップ2の12ページ「コピーライティングは一見難しいと思われがちですが、簡単に言えばある適切な人に対し、正確に内容を伝えるための言葉の技術です。ですからどんな相手が読むのかをきちんと把握していれば難しくなどありません。型にはまった小手先の技術だけでは人は説得できません。リスト取りページの目的は購入させるのでもなく、メールアドレスを収集することです。この目的をまず忘れないでください。けっこうやっているうちに忘れてしまうんですね(笑)
そしてどんな人に申し込んでもらいたいのか?これを意識して書くことがポイントです。読んでいる人の顔が想像できないと、何を書いたらよいか分からなくなりますし、こちらの言いたいことだけを恩着せがましく書いてしまうことになりかねないからです。相手を納得させ、申し込んでもらうためには相手が何を考えているのかを察しながら、それに気づいたかのように答えるように書いていくことです。これができればほぼ間違いなく申し込んでもらえます。最初にターゲット像を一人になるまで絞り込む作業をしたのは、このためなのです。」
ちょっと引用が長くなったが、実はこれで全てなのである。
筆者がセールスレターに列挙する以外に、一番最初の購入者の感想にもコピーライティングのノウハウが手に入れられると書いてある。コピーライティングは、誰もが気になるノウハウであり、また大切なノウハウである。

非常に期待をさせている割には、大変あっさりと済まされている。誇大広告とまでは言えないが、煽り過ぎ(苦笑)。
決して嘘は書かれていないが、これだけでこのマニュアルの対象者である初心者が「ほぼ間違いなく申し込んでもらえます。」と言うレターを書くことは不可能であると言える。
コピーライティングのノウハウもマスターできると期待していたら読者はガッカリするだろう。

【ステップ3】に進む。
「格安情報商材を作成する」ということで、実際に1000円で売る情報商材の作り方を教えている。
ステップ2の無料オファーを充実させたものや、ガイドブック的なものを1000円の情報商材として作成、販売してみようと書いてある。1000円の情報商材を作るのに、7つのワークシートとテンプレートが紹介されている。ここまで至れり尽くせりであれば、マニュアルの手順を忠実に実行すれば、1000円の情報商材は作れるだろう。

「このワークシートは順番に書き込んでいくだけで初心者でも情報起業が出来てしまう、究極のワークシートです」
「商品はワードデータでお渡ししますので加筆・修正はご自由に変えて下さい(ママ)。なお、販売社名はあなたになります」

携帯アフィリ、ダイエット、恋愛と3ジャンル用意されているが、タイトルと著者名と価格とセールスレターは異なるのに内容が僅かしか異ならない情報商材が何百とリリースされれば、市場は混乱するだろう。
違う情報商材かと思い買ってみると、以前買ったとのほぼ同じ内容、値段は半額・・・こういう事態は容易に想像がつく。

更に、そこまで手取り足取り教えてもできない人、やらない人のために、情報商材自体が特典として与えられている。
この特典の注意事項として、著者名以外の変更は許されないとある。タイトル、中身は変更できないのである。
するとどうなるか?
この特典を格安情報商材として売る、手抜き読者が現れる。
同じ情報商材がいくつもいくつも出される。もちろん、そうなるとこの情報商材は売れないだろう。
今後、この読者から安価で情報商材が大量に排出されるであろう。情報商材に対する信頼はまた損なわれるのである。

また、17ページの「販売ページを作成する」これも特典がほぼ必須である。
期間限定の<特典2>思わず買ってしまいたくなるホームページテンプレート全4種である。
これもなくなってしまったら初心者にとっては一大事。それ以外は、ドメインの取得やレンタルサーバー、FTPについて図解入りで書いてあるので理解しやすく書かれている。

【ステップ4】に進む
ステップ4では、ステップ3で作った1000円の情報商材をインフォトップに登録し、インフォトップのサービスであるステップメールを作ることを述べている。
2〜3ページでは、実際にインフォトップへの登録方法が図解入りで書いてある。4〜5ページではステップメールに申し込むことについて書いてある。インフォトップに登録すれば、インフォトップ備え付けのステップメールが使えるので、ここではこれを使うことを薦めている。

続けてステップメールを書くことにおいて大切なことが順序だてて書かれている。
また、実際にステップメールの文例を乗せて、メールの配信段階ごとの注意点も述べられている。
ここは非常に参考になるところである。
初心者はこのステップメールの例文を参考にするだけで本書を買った意味はある程度有ると言える。

【ステップ4】にも特典が必要になると思われるところがある。
「緊急性を演出する緊急性を演出する具体的な要素について」
「見た人が申し込まざるを得なくさせる方法(その2)」
「ステップメールの作成方法について」

これはそれぞれ

特典のススメ〜特典のつくりかた〜
特典4:オートワンタイムオファー ※期間限定
特典6:ステップメールサンプルテキストデータ ※期間限定

【ステップ5】の「ヤフオク出品ID抽出ツール「ヤフコレβ(ベータ)」の凄い使い方とは?」もそのものズバリ
特典8:ヤフオクアカウント抽出ツール「ヤフコレβ」 ※期間限定

また、ステップ5では「リスト取りページのSEOはこうする」と書いてある。SEO対策までできるのか!と大いに期待させられるところであるが・・・

ステップ5の18ページ「【コラム】リスト取りページのSEOリスト取りページは単一ページであり、申し込んでもらうために人を説得させる文章を書かなければなりません。ですからSEOを意識した内部要因的な文章は書けないのです。
しかし、広告掲載ならもともと上位に表示してあるサイトに直接掲載を依頼するのですから、これならリスト取りページにSEOをかけなくても問題ありません」

ここは問題。
セールスレターには「SEOはこうする」と書いてあって、マニュアルを見たらSEOはかけなくてもよいでは読者は納得できないだろう。コピーライティング、SEOと読者が一番気になるところで読者の期待を裏切っては、せっかくの情報商材が台無し。

最後に【ステップ7】であるが、ステップ6までは順を追ってセールスレターの項目どおりに書かれていたのであるが、なぜかステップ7はわずか3ページで「まずは先に与える」と教訓めいたフレーズが大きな文字で強調して書いてある。
百万円の束の写真が3点も掲載されているが、下品。
そして会員サイトの紹介がされている。
会員サイトでフォローされれば購入者も納得するだろうが、なんとなく尻切れトンボの感じがする。
購入当初は、会員サイトも工事中が多く、もろベータ版を売っているという感じがした。
それでも後でフォローがされれば問題にはならないが、先行者利益を取ろうと勢い込んで来た人は肩透かしをされた感じがするのも否めない。

全般を通してみると、誇大な表現も非常に少なく読者を真剣に教育しようと言う姿勢もうかがえる、質的には低くない情報商材であると言える。各特典も、質の高いものがそろっている。
しかし、この大量の特典だが、これだけ本編に組み込まれていると、もはや特典ではいえないのではないか?本編の必須の部品と言ってもいいのではないか?

セールスレターには「以上の12個は期間限定特典です。つまり最初はこの12個すべて入手できますが、一定の期間ごとに期間限定特典はなくなっていきます。これは早くご購入された方によりメリットがあるようにしたいからです。」とある。しかし、もし特典1・2・4・6・8がなくなってしまったら、後から買った人にはこの情報商材の価値は半減しており、非難囂々だろう。

本編の必須の部分を切り離して特典として商品のお得感を出すのは良いが、本来特典(おまけ)は、あったらラッキーというものではないか?
特典がないと、本編の作業にも差しさわりが出るというのはやり過ぎ、というよりもはやおまけとは言わないだろう。

また、一定の期間ごとに期間限定特典はなくなると言いながら実際はなくさないのか?もしそうだとしたら、不当に購入者をあおることにならないか?
せっかく質的には悪くない情報商材を出しているのだから、このようなことで信頼を裏切るのは筆者のためにもならない。そして極めつけは情報商材を粗製濫造し、情報商材の信用をさらに低下させる情報商材制作シートは望月こうせい自身に対する時限爆弾となるだろう。
posted by 情報商材判定マスター at 11:08 | Comment(2) | 情報商材判定(一o一)並
この記事へのコメント
非常に勉強になりました(^-^)/
コレほど的確に芯を付いてる内容には圧巻いたしました。実はこの商材買おうと思っておりました...汗

管理人さんはさぞご苦労なされたことを思います。
いいサイトにめぐり合えたことに感謝しております。


Posted by tar at 2008年10月24日 13:43
>tar atさん

情報商材は玉石混沌とした状態ですが、一時の酷さよりはややマシになった感が有ります。

ただ、逆にアフィリエイト収入を第一目的とした実際の内容を把握していない情報商材レビュー系サイトは増えているので、結局購入者にとって悩ましい状態に変化はありませんよね・・・。

参考になって本当良かったです。
Posted by 情報商材判定マスター at 2008年10月24日 23:23
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